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第28回  紅茶と文学  報告  

紹介型「最高の文学」

2021/7/11@吉祥寺

 

■第28回 紅茶と文学読書会

4月からおよそ3ヶ月ぶりとなります読書会を行いました。

今回は課題型ではなく紹介型での開催となりました。

テーマは「最高の文学」
皆さんが今まで読んだ最高の文学作品を紹介してもらおう、と言う企画意図です。

世間からの評価では無く、あくまで個人としての評価と言う点がキーポイントとなります。

 

-ご挨拶-

 今回は5名の方にお集まり頂き、初参加の方が1名でした。

今回の紅茶

    1. 水出し紅茶 ダージリン&シッキムブレンド
    2. 水出し紅茶 ヌワラエリヤ&ニルギリブレンド

■晴天→雷雨→雹まで

今回の会場はブックマンション。
店番→読書会という流れは3回目。

今回の店番ではインド雑貨と文学紅茶を厳選して
(アンドロイドは電機羊の夢を見るか?、一九八四年、華氏451℃)置いてみました。

ブックマンションの光る間看板も久々に日の目を見る。

13時からの開店でお客さんもコンスタントに入ってきて頂き、
順調な店番と思っていたら15時ころより雷が鳴り始め、雷雨、豪雨と天気が急変。

階段に降る雨がなんか跳ねてるな~と思ったら雹まで降っていたんですね。
と言う事でその辺りから客足はパッタリと途絶え、地下空間でのソロ活動が1時間ほど続きました。

大変暇だったので店を暗くして、
看板の撮影などをして自らのモチベーションを上げる事に。

お客さんは少なかったですが、お店に来てくれた若者達とじっくり話せたので、
ある意味では良かったなぁと思いました。

これがブックマンション店番の醍醐味ですね。

■今回紹介された作品

今回は紹介型と言うことで各自の歴代最高だった小説を紹介した頂きました。

外出が出来ないレベルの豪雨で残念ながら欠席された方もいましたが、その分各自の話をじっくりと決めました。

今回紹介された本は以下の6冊。

・「日の名残り」 カズオ・イシグロ著

・「三体」シリーズ 劉 慈欣著

・「坊ちゃん」 夏目 漱石著

・「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」斉藤 倫著

・「カラフル」 森 絵都著

・「罪と罰」 ドストエフスキー著

各自作品について書いて頂いたので紹介します。

「罪と罰」

言わずと知れた罪と罰。
読むのは大変だが、読み終えた時の心のそこから湧き上がるような幸福感は鮮明に記憶をしている。この読書体験は人生において「心の支え」になる様な、自分ににとって大切なものだったと思う。
まさに「最高の文学」に相応しい、そんな作品である。

こちらはプレゼン用に資料を作ってきて頂きました。素晴らしすぎる・・。

■開催後記

豪雨の中の久しぶりの紹介型読書会開催となりましたが、皆さんと深い話し合いが出来てとても良かった。

終わる頃には雨もやんで、素晴らしい夕焼けが現れてまさに「日の名残り」のラストシーンの様で感慨深かったです。

次回はまた課題型となる予定で、8月に行いたいなぁと考えているので、
よろしくお願いします。