第42回 紅茶と文学 報告
星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン著
2024/1/21@渋谷
-ご挨拶-
今回は12名での開催、初参加の方が5名でした。
今回の紅茶
- ニルギリFOP 水出し
- ビンテージASSAM ジンジャーチャイ
■課題本「星を継ぐもの」
SF愛好家と話すと必ずと言っていいほどお勧めの一冊にあがる本作。長らく積読だったのですが課題本にすれば読めるチートを前回に引き続き発動しました。読書家が一様に良いという本は大体名作なので皆さんの感想が決め手となりました。
■SF初心者~強者まで集う
今回は普段本を読まない、という人も含め初参加の方が多かったです。久々の読書がこのハードSFというのは至難の業かと思いますが、読了して参加頂き大変ありがたい。
主催佐藤もハードSFと言われるジャンルは初めてかもしれません。数学、科学、物理の話が多く、理解できないまでもなんとなく凄いなと思いつつ読み進めました。宇宙っぽい話なのに半分以上地球のしかも室内での謎解き展開が続くのでミステリ要素も多分にあります。
■星を継ぐもの、ぶっちゃけどうでしたか?
楽しみつつも個人的には疑問符がつく展開もあったので皆さんに正直な感想を書いていただきました。
最後に集まった本を撮影。星感☆アリ
■開催後記
各所からの評判を聞いていたのでかなり期待して読んだのですが、個人的にはご都合主義的展開が気になりあまり入り込めなかったというのが正直な感想でした。他の人はどう思うのか非常に気になったのでぶっちゃけた意見を聞いた次第です。
出された意見の一つに、計算や物理的な叙述は科学的見地から見ても正しく、その点が評価されている理由でもある、というものがありました。理系出身者が好む小説の様ですね。
SF小説といっても様々で、ジャンルではなく設定だと常々思っているので、個人としてはもっと文学に寄った作品が好きなんだなと気付きました。
さすがにSFが続くと皆さん疲れそうなので、違う系統の作品を課題本にしようと思います。