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第49回  紅茶と文学  報告  

ねじまき鳥クロニクル
村上春樹著

2025/6/22@渋谷

 今回は計11名での開催、初参加の方が4名でした。

今回の紅茶

    1. ニルギリFOP 水出し 
    2. オカダトオルレモンソーダ

■参加者の方が最近の関心ごとや読んだ本など

・本を出したい

・すべての、白いものたちの ハン・ガン著

・ザ・ヒューマンズ 人間たち (演劇)

・「チ」(漫画 魚豊著)

・俳句

・モサドについての本

・人間失格 太宰治著

・たのしい保育園 滝口悠生著

・国宝(映画

・森沢明夫の本

■ねじまき鳥クロニクを読み終えて、村上作品で好きなものなど

時間が1ヶ月半しかない中3冊にわたる長編を読むというのは村上春樹が苦手だったら中々も難しいかと思います。そこで参加社の方に好きな作品を3つ挙げて頂きました。またこの作品はテーマの輪郭はあるものの言葉で表現しようとすると難しいのですが、それぞれ感じたことを書いて頂きました。

サンプル数は少ないですが統計的には

1位:ダンス・ダンス・ダンス

2位:ねじまき鳥クロニクル

3位:スプートニクの恋人

となりました。

 

最後に集まった本を撮影

■開催後記

ねじまき鳥クロニクルを選んだ理由は100分で名著で取り上げられていたから、そしておそらくその理由がトランプの再登板後の挙動、ガザ紛争、デマがまかり通る世相etcをこの本に登場する綿谷ノボル、そしてそれを信じる人達が見事に表現しているから、だと思いました。初読時はピンとこなったのですが改めて今読むとこの作品の先見性が素晴らしいと感じます。私的好きな村上作品ランキングベスト3に躍り出ました、今まで評価低くすいませんという気持ちです。次回も100分で名著からのセレクトになりそうですがご興味ある方は是非ご参加ください。